私の知り合いに、定期健診でいつも血液中のコレステロール値が高くて困っていた人がいます。そこで、本場アメリカのサプリメントを使ったら効果てきめんでコレステロール値が1/3に減ったといいます。それを聞いて、サプリメントに関して確かにアメリカは進んでいると思っていました。

あるアメリカ人と生活を共にしたときに、驚いたのは食事でした。ほとんどサプリメントだったからです。サプリメントが食事のメインといってもいい感じなのです。その光景が強く心に残っていたから、アメリカはサプリメントに関して進んでいると、知人の話を聞いたときに思い出したのです。

知人の例でもわかるように、年齢とともにサプリメントの利用を考えることも重要な選択になりえます。今回はサプリメントについて自分の体験も含めて述べていきます。

サプリメントとは

テレビCMなど盛んに宣伝されているので、「サプリメント」でなんとなく分かった気になっていますが、そもそもサプリメントとは何でしょうか。おそらく薬のように思っている人も少なからずいると思われますが、実は食品なのです。

ドラッグストアはもとより、スーパーやコンビニエンスストアにも陳列され、だれでも購入できるサプリメント。

その種類は多く、配合されている成分もさまざまです。ビタミン剤などのように医薬品としても扱われているものや、漢方薬局で売られている薬と同じ成分のものもあり、医薬品とのちがいにとまどう人も多いのではないでしょうか。

ではサプリメントとはいったいなんなのかというと、栄養強化食品、栄養補助食品などといわれ、必要な栄養分を積極的に摂取するためのものです。かつては病気のときの栄養補給が主でしたが、いまでは不足している栄養素を補い、より健康的な生活を送るための食品として利用されています。

なお外見は薬のようなものでも、薬事法の規制があるため、れっきとした食品として扱われています。(引用元:コトバンクのサイトで食の医学館

サプリメントは栄養を強化するためのものであり、食品として取り扱われるのです。薬は医師でないと処方できませんが、サプリメントは身近なコンビニエンスストアでも買えるとあって手軽です。ただ、手軽なだけに実態をよく知ることが大切だともいえます。

私はサプリメントについてはそれほど詳しい知識があったわけでもありませんが、たまたまよく原因がわからない病気になったことから実際に使用するという経験をしました。まず、その経験から述べます。

私のサプリメント体験

私は、便秘で入院した後に下剤で水便が1ヶ月続いたあと、急激に痩せ始めて体重の9kgが1ヶ月で減りました。このことに対処できる病院をいろいろと探し、さまざまな病院に行きました。しかし、どの医師もその原因はわからなかったのです。

そんな中で、ある自由診療の医師から長期に渡って抗生物質を飲むことを勧められました。同時に、痩せている理由を探るべく血液検査をした結果、いろいろと栄養分が不足しているといわれてサプリメントによって補うことも勧められたのです。「なんらかの原因で栄養が十分に行き渡っていないのではないか」という見地からです。

信じられないことですが、しっかり食事はできていても栄養失調で痩せているというのです。

いくつかのサプリメントを紹介されましたが、結構なお値段でもありました。ただ、私としては少しでもこの痩せから太りたいという思いもあり、サプリメントも摂ろうと思ったのです。「どういったサプリメントを処方されたか」ですが、サンプルを以下に載せます。

実際には、これらにプラスしてさらにいくつかのサプリメントを飲むようにいわれてチャレンジしてみました。

マグネシウムのサプリメントは結構大きくてやっと飲み込めるようなものでした。便秘の薬にマグネシウムが使われるのは、よく知られています。今回のマグネシウム摂取はそういった意味合いでなく、人にとって必要なミネラルを摂るということだと思います。

いくつかのサプリメントを飲むだけでも大変です。正直に言いますと、何度かチャレンジしたのですが結局飲まなかったです。やはり、飲みづらいと続けるのが大変です。数も多くてうまく飲み続けることはできなかったのです。

ただ、ずっと飲み続けることができたサプリメントがあります。

それは、乳酸菌サプリメントで「ラクトバチルス」と呼ばれるものです。これは飲みやすかったのと、抗生物質を長期にわたって飲む必要があって、「抗生物質によって腸内細菌が殺され、本来なら悪さをしないカンジタなどによって発病する※『菌の交代』というものが起きないように飲なければ」という強制力が働いたからです。

※菌の交代:抗生物質や抗菌剤の期間が長いと腸内フローラと呼ばれる腸の中の細菌叢(さいきんそう)の細菌が死んでしまいます。菌の交代とは、こうして新たに細菌が住む場所ができたところに悪玉の細菌(薬に耐性があったりする)や抗生剤には全く関係のない真菌(カンジダなどのカビ)が異常増殖することをいいます。

ラクトバチルスのサプリメントも同じような袋に入っているのを使用していました。それで効き目があったのかどうかは、はっきりとは分かりません。同時に飲んでいた抗生物質でも死ない乳酸菌があるビオフェルミンのRがついている錠剤も含めて効果があったといえます。

サプリメントを飲用しているときに、「腸に必要な菌を飲んでいるんだ」という安心感はありましたし、結果的に腸内細菌が守られて菌の交代も起きないですみました。

左がビオフェルミン錠のRがついているもの

この経験からも、サプリメント自体はそう悪くもなく健康維持の助けになるものだと実感しました。

ここまでは、医師と話をしながら進めてきたサプリメント体験でした。この他に、自分でインターネットなどを通した情報から独自にサプリメントを買った体験もあります。それは、原因がわからない激痩せのときに天然の素材ではありますが人の免疫力を高めて、様々な細菌から身を守ってくれるという心強いサプリメントとの出会いからです。

そのサプリメントは、オリーブ葉エキスというものです。激痩せの当時は、とても疲れやすくて階段を上るのも大変だったのですが、このサプリメントを飲むようになったらそういったことがなくなりました。カプセル状のもので、アメリカから直輸入したものでした。

今は、そのカプセル状のものは飲んでいなくて、液体のもので毎朝おちょこ一杯分程度飲んでいます。おかげで風邪や様々なウイルスから守られている感はあります。

オリーブ葉エキスの瓶

あともう1つ、エチナセア(Echinacea)というサプリメントも服用していました。このサプリメントの特徴は、免疫系をサポートすることが臨床的に明らかになっていることです。菊科のハーブで、免疫力をすばやくアップしてくれます。一説には、エチナセアはアメリカでインディアンが毒蛇に噛まれた時の殺傷剤として使われていて、傷口につけると治りが驚くほど早いといわれます。

この花は白血球の数を増やし、感染と戦う力をつけてくれますが、大量に摂りすぎるとひどい腹痛を起こすので注意が必要です。私は免疫という面がとても気になっていたので以下のエチナセアのサプリメントをインターネットで購入しました。実際には、さほど使わず今に至っています。

エチナセアのサプリメント

私のサプリメント体験から言えること

ここまで、私のサプリメント体験を述べてきました。いろいろとサプリメントを体験して言えることは、そのときは必要と思って買っても結局飲まずに押入れ行きになることもあるということです。逆に捉えるとそれだけ私は元気になれたから必要なくなったともいえます。

サプリメントで続くのは、ラクトバチルス(乳酸菌のサプリメント)のようにどうしても必要だという強制力と、乳酸菌は毎日摂る必要があるということと、意外なのですが飲みやすいということも1つの大事なファクター(要素)になります。

これはいいというものがあったら、とりあえず効果が出る期間まで飲んで自分の体感したことで判断して様子をみましょう。自分にとって効果があったというものは長く愛用することもありでしょう。

プロがすすめる便秘のときのサプリメント

それでは、便秘のときに飲むサプリメントはどういったものがあるのでしょうか。前述しているように、乳酸菌のサプリメントは確かに効果があります。このことは、私の実体験からもいえます。他に何か参考になるものはないのかと思われることでしょう。そこでサプリメントに詳しいビタミン外来の医師である佐藤務(さとうつとむ)氏のアドバイスを参考にします。

サプリメントの摂り方を指導するビタミン外来があることを私は知りませんでしたし、意外に知られていないことでしょう。これは、変形性膝関節(しつかんせつ)症という病気のケアのためにできた外来でした。

この病気は加齢とともに増加する病気で、生活習慣病の1つです。体重の増加とともに膝の痛みなどが誘発されて、行動が制限され、家に閉じこもりがちになってさらに体重が増加するという悪循環に入りがちのものです。

体重が増えると膝には3倍の負担がかかるといわれるので、体重を減らすことが命題になります。ダイエットをしようとするとリバウンドという問題があってうまくいかないので、食べながら不足しがちなビタミンやミネラルをサプリメントで補充するという方法にたどり着いたといいます。

野菜をとっていればビタミンやミネラルを補充できると思われるかもしれません。ところが、私たちが摂っている野菜そのものの栄養価は極端に減少している事実があります。例えばトマト1個にあるビタミンCを見てみると1963年には200mgあったものが、2000年には15mgになっています。ほうれん草のカルシウムは1963年には98mgだったのが2000年には49mgになっています。

だからどうしてもビタミンやミネラルは不足がちになりやすいのです。

これが、わたしたちの食生活が「栄養過剰の栄養失調」といわれるゆえんです。すなわち、糖質、脂質、動物性たんぱく質は過剰に摂りすぎ傾向にあって、ビタミンミネラルは足りていない栄養失調状態ということなのです。

その足りていないビタミンとミネラルとサプリメントで補うことで健康になるという考え方です。今回は便秘のときにどういったサプリメントを摂るかをみていきます。

習慣性の便秘時に摂るビタミン

習慣性の便秘であるときに摂取を心がけるサプリメントを佐藤氏は以下に挙げています。

  1. 乳酸菌、オリゴ糖
  2. 朝食・夕食時
    1. マルチビタミン
    2. マルチミネラル
    3. ビタミンC
    4. ファイバー

乳酸菌やオリゴ糖が便秘にいいというのはよく知られている事実です。1と2のマルチビタミンとマルチミネラルというのは体全般の必要なミネラルを補うためのものです。ファイバーに関しては、私が便秘外来に行ったときにファイブミニを勧められました。このことからも、ファイバーは便秘に効果があります。

また、意外に思われるかもしれないのが「便秘対策のサプリメントの中にビタミンCが入っている」ということです。

その理由は、ビタミンCは体内では酸として作用し、ビタミンCが腸内で分解されるときに発生するガスが腸の蠕動運動を活性化させるからです。さらに、ビタミンCには体の酸化を防ぐ抗酸化作用やビタミンEの働きを助ける相乗的抗酸化作用があります。

そういうわけで朝に水分とビタミンCを一緒にとれば、腸の活動がさらに刺激されて便秘解消に役立つのです。あと、参考までにおすすめの野菜を以下にリストアップしておきます。

  1. 便秘のとき
    • ごほう、さつまいも、オクラ、しいたけ、しめじ、もやし、たけのこ、春菊、カリフラワー、モロヘイヤ、せり、キャベツ
  2. 下痢のとき
    • よもぎ、さんしょう、らっきょ、しょうが、長ネギ、オクラ、春菊

ただし、下痢をしているときは、ビタミンCとファイバーは控えめにする必要があります。また、ビタミンCは大量に摂ると便が柔らかくなるので便秘であっても気をつける必要があります。

まとめ

ここまで、サプリメントの基本的な概念から具体的な適応例まで説明してきました。便秘には効果的なサプリメントとして乳酸菌とオリゴ糖、それに加えてビタミンCとファイバーが適切になります。サプリメントも腸内細菌を整える手立ての1つとなりえます。自分の体にあった適切なサプリメントを選択して、快腸生活を手に入れましょう。

腸内細菌サプリを活用した腸活生活

便秘は非常に多くの人が悩みます。私も便秘に対してかなり苦しみ、入院したことさえあります。そのため薬を服用したり、生活習慣を改めたりしていろんな対策を行いました。

そうしたとき、非常に有益なものとして腸内細菌サプリがあります。腸内環境を整えることで、薬に頼らずに腸活生活を行うことができます。

ただ、腸内細菌サプリメントは非常に種類が多いです。そこで、以下でどのようなサプリメントが適切なのか解説していきます。